クルマは何かしらのトラブルが起きるときには、その前兆として不調な部分から、正常なときとは違った音がするものです。プロならばそんな様々な異音を聞き分けて、クルマをどの部分の調子が悪いのか、どんな対処をすればいいのかを知ることができます。その中から、ビギナーにもわかりやすいものをいくつかピックアップしました。
「キュルキュル」
走行中にアクセルを踏み込んでいくと、キュルキュルという音がする場合は、オルタネーターのベルトが緩んでいることが考えられます。張り具合を調整しましょう。もしエアコンのスイッチを切ると音がしなくなる場合は、エアコンのベルトが緩んでいます。
「キッ、キッ」
もし走行中にキッ、キッという断続的な音が聞こえてきたら、ブレーキパッドの減りセンサーが反応していることが考えられます。パッドの残量を修理工場などでチェックしてもらいましょう。
「ガキッ、ゴキッ」
ステアリングを切った時にこんな音がしたら、フロントサスペンション取り付け部分のネジの緩み、アーム類の曲がり、デフのバックラッシュ、などが考えられます。即、修理工場でチェックしてもらいましょう。